2009年のブログのはじめの方で、楽観的思考は駄目だと述べた。むしろ悲観的思考(negative thinking)で未来を見つめ、楽観的意志(positive will)をもってそれに立ち向かうのが正解だと書いた。アベノミクスを提唱した安倍政権は楽観的思考のみで運営していたように思う。不味いのは、悲観的意志(negative will)の持ち主でもあるのだろう。自身の政策に否定的なデータを直視する勇気はない。難題に立ち向かう力となる意志は弱く悲観的であるから、悲観的結果が見えてくると鬱になってしまう。愉しく生きていくためには楽観的な未来を思い描くしかない。そのため自分に不利なデータは無視する、嘘だと拒否する、都合のいい解釈をして希望を繋ごうとする。経済政策もコロナ対策もそれで凌ごうとしたのだろうが、現実は甘くはない。
2050年の日本を考える。東南海沖地震、首都圏直下地震は多分生じているだろう。富士山噴火も起きている可能性は高い。それらにみまわれた東京はどうなっている?日本はどうなっている?少しでも被害を軽減さす措置を今から早急に執らねばならないのだが、政府は何をしている?まったく何もしていない。立ち向かう姿勢は見られない。温暖化やマイクロプラスチックによる汚染も壊滅的な被害をもたらす可能性がある。こういった問題を直視し解決策を講じていく姿勢が、これからの政治家には必要。
本日から福島での仕事。首都圏を避けて移動したがコロナにかかるリスクはゼロではない。写真は飛行機からの新地町。私の勤める病院も写真の右端に映っている。
0コメント