archive 2

初めてのブログの後、しばらくはブログを書くつもりなく俗世の中でひっそりと生きていこうとしていたのだが、1年も経たないうちに再開した。きっかけは東北大震災だ。

あまりの大惨事に、文中に出てくるレスキューハイともいえるような文章を書き連ねている。原発事故の事態をさらに混乱させるような誤った情報や、当事者には失礼な恥ずかしい文章も書いている。削除しようとも思ったのだが、書いたものは仕方ない。そのままアーカイブ2として残しておく。なお、いくつかの図表は保存されておらず、回復できていないまま残しておく。


シャクゲバ2の2編目。原発事故を題材として、”大義”というものについての考察。途中自然科学だとか人文科学だとか意味不明の文章もはさまれている。これは、当時イラク支援と福島緊急支援でドタバタが生じており、その一因として私の言葉があったため、それに対する言い訳のようなもの。これから後も、その問題は続いていたため、ときにその問題に関する私の考えのようなものを、対象を明確にしないまま書いている。どんな問題であったかはここでも明らかには言わない。


シャクゲバ2の3編目。”大義”だとか、”愛のオヤジ”だとかほざいている。”愛のオヤジ復興団”なるものはお笑い種だろう。大惨事をみて少々ハイになっていることは否めない。しかし、この後しっかりそれについて自己批判している。また、2012年から現在(2018年2月)まで福島での仕事を続けているということでお許し願いたい。


シャクゲバ2の4編目。愛のオヤジを自ら否定して考察している。この中の悪魔との会話は、自画自賛ではあるが面白い。オヤジを否定し、かつ当時所属するNGOでのドタバタも念頭に書いている。


シャクゲバ2 5編目。この年、県立病院での仕事が4月からほぼ決まっていたのだが、東北の震災のため少々延期させてもらっていた。しかし7月からは働かざるを得なかった。震災後書き始めていたこのブログでは日本政府や公務員といったものを批判しており、自己規制をして6月末で一応区切りとさせてもらった。

6月下旬、東京でのイラク報告会の中で、福島の問題も絡めて”Economic animal”から”Ethical human being”への転換を、と呼びかけた。現在”ethical消費”と呼ばれている運動の先駆けである。(といっても聴衆は20名程度だったと思う)


福島を気にかけながらも、2011年の7月からは徳島県で勤務医として働いた。公務員である。過激なブログは止めようと思っていたのだが、コウムイン=思想なき真面目な卑怯者等とほざいてしまった。

県立病院に文句を言いながら、短期間福島を訪問し除染活動に従事した。福島の山野の広さを目の当たりにし、除染活動の無力さを痛感した。それでもなお”除染は希望”などとも述べている。いろいろ批判があるだろう。しかし、黙々と除染はすべきだと私は今でも思っている。

また、そのころ政局をにぎわしていたTPP問題にも言及している。


シャクゲバ2の最後。公務員であり、書く内容は政府や県に対する文句ばかりになりそうだったため、頻回にアップロードすることは自己規制していた。コウムインを離れることになり、これを閉めて新たにブログを開始するため、突然の終わりとなってしまった。

最後から二つ目に書いている、”解っちゃいなかったんだ”。これは今でも引きずっている。