GoToトラベルや新型コロナ感染拡大防止対策などドタバタが続いている。GoToトラベルの前倒し、東京の除外、若者や高齢者・団体旅行の定義の曖昧さ、キャンセル料の補償など準備不足で混乱する事態。そんな中昨日の首相の会見。
「とにかく、3密を避けるなど、感染予防を徹底していただく。国民の皆様の御協力を頂きながら、慎重に経済活動を再開していく。」とおっしゃっていた。連休にお出かけを推奨するのは感染拡大策でしかない。慎重に活動開始した結果がこのドタバタ劇というのは情けない。また「専門的な見地からのいろんなお話も頂きながら、丁寧に説明もさせていただきたい」とも言っていたが、少なくとも医療関係者でこの時期にGoToトラベルを推奨した人はいないだろう。経済界から、あるいは旅行団体と繋がった議員からの強い要請があったのだろうが、それに関する説明は一切ない。どういった経緯で誰が何を根拠に政策判断したのかは全く不明。私じゃないよと逃げてる姿勢が見え見えなのだが、自分はそうは思わないのだろうな。国家公務員倫理と同様、国民全体の奉仕者として公正に職務執行し、職務権限を私利のために用いず、公共の利益の増進のために全力を挙げているのであれば結果責任は問われることはないだろう。そうでなければ、「全責任は私にある」と勇ましく言っても罪は消えない。罪を償うこともできない。政策決定をコントロールできなかった無能な総理という評価がのこるだけだ。
連休前・夏休み前にキャンペーンを開始すれば、人出が一時に集中する。それを避けるために事前のPCR・抗体検査を組み込んだ一石三鳥のキャンペーン(改案参照)を提案したのだが残念。政府は無策で拙速すぎる。お粗末な日本の政治。
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