Social distancingに関しては、新しい生活様式なるものが専門家会議で提唱された。これは、3密(密集、密接、密閉)を避けることを主眼としている。効果が如何ほどかはわからないが、この3密を避ければ病原体パンデミックのリスクをいくらかは軽減できるだろう。ではグローバル経済において世界的不況を避け、その脆弱性をいくらかでも避けられるような経済的距離を保つためにはどうすればよいだろうか?私は経済学者ではなく、アカデミックにそれを考察する能力はない。ただ言えるのは、時差出勤だとかオンライン会議だとかサテライトオフィスといった経済活動に社会的距離を保つだけの手立てでは意味はない。効率化を求め利益を最大化させようとする資本主義経済を根本的に変化さすものでなければならない。それがどういうものか?social distancingの三密をもとにして考えたものを図に挙げる。
大規模集中でなく小規模分散にすべき、ということは既に”勝手に地方創生”でも述べている。しかしそれ以外は、まあよくはわかっていないのが正直なところ。私が言いたいのは、経済の専門家会議を開き新しい経済様式について指針を出すべきということ。パンデミックがもたらす、インバウンドやサプライチェーンの途絶による経済的打撃を最小限に留めるような経済体制の構築を目指すことである。でなければ、GoToキャンペーンや来年に延期されたオリンピック、大阪万博、あるいは一部の御方が目指すIR事業等は上手くいかないだろう。
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