人的損失はもちろんであるが、今回のコロナウイルス禍による経済的打撃は相当なものになろう。ホテルやバスなどの観光業、土産店に飲食店、飛行機などの公共機関などはこの混乱がいつまで続くのか不明であり不安は強い。正社員でさえ雇用維持は困難で、非正規雇用の方など既に生活にも困っている人たちもいよう。夜の街で働く人たちも同様だ。混乱を和らげるために、そういった人たちを中心に一時金の給付は是非とも迅速に十分に行ってもらいたい。でないと、治安の悪化や暴動など生じるだろう。しかし、この混乱を切り抜けた後どうするかである。V字回復はどうだろう?必要だろうか?
世界から顰蹙をかいながらも早々とオリンピックの来年の日程を確定したのは、1年我慢すれば回復のチャンスがあると印象付けたいためであろう。時事通信社の数日前の記事に、”コロナ収束後は「観光の大キャンペーン」(西村康稔経済財政相)と位置付け、宿泊や交通機関、商店街などで利用できるクーポンやポイントを発行。下降局面に入ったとされる景気を「V字回復」(首相)させたい意向だ”との記事があった。本日の参議院の国会でも、自民党議員の質問は、コロナ後にいかにV字回復させるかの質問があった。しかし、はたしてV字回復させるべきであろうか?
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