どいつもこいつも

スウェーデンのグレタさんの発言に対し、アメリカのトランプ大統領は「とても幸せな少女」と皮肉った。ロシアのプーチン大統領は、グレタさんが世界が複雑であることを理解していないとの理由で、「優しいが情報に乏しい若者」と評したそうだ。

私は、第三世界などを見て回っていた15-20年くらい前に、「もし途上国が今の先進国並みの生活レベルになったならば、何が起きるだろうか?」とよく考えていた。アフリカや中国・インドの誰もが車を乗り回し、腹いっぱいに食べる生活を得たならば、何が起きるだろうか?想像するだけで恐ろしく考えることを止めた。今や中国や東南アジアは経済発展を遂げ、それに近いことが起きている。海と空気は汚れ、水産資源は底を尽きかけている。だからと言って、その流れを先進国が止めることが可能だろうか?人間の欲望を抑えることは不可能だ。経済成長にしがみつく先進国はそれを助長するしか能がない。しかし、策を弄して途上国に文明の進歩の恩恵を与えないのは差別的だ。また、途上国の人たちを紛争や貧困などで”浄化”することなどもってのほかだ。だから、数が増えすぎ経済活動が活発になった人類が崩壊するのは必然だろう。止めることはできないな、と諦めてしまっているのが私だ。

世界の指導者たちは権力の維持と保身しか興味がなく、自身の寿命を越えた非現実的な未来のことは考えられない。自身のいない未来に対する責任など追及されても、うざったいだけなのだろう。真面目に答える指導者などいないようだ。複雑さを知った聡明な世界の指導者たちは、それに値する知恵と行動を示してほしいのだが、どいつもこいつも・・・・・。アベ君は?期待できないよな。

シャクゲバ

シャクゲバ=尺八を吹くゲバラ。この世の中を生き抜くには、この姿が必要と思いこの名前にした。日々感じることなどつづっていく予定。

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