国防婦人会

頑張っている人を警戒する。特に、団体になって頑張っている人たちには近づきたくない。代表的でわかりやすい存在は、朝ドラでもたびたび出てきた国防婦人会だろう。エールやカーネーション、ブギウギにも出てきた。その当時、適当に生きたいと思っていた人の天敵だっただろう。

頑張っている人たちは自分たちの大義を信じ、その大義を実現しようと身を粉にして頑張っている。だから、その大義を受け入れず協力しない人は認めがたい。みんなが一致団結すればスムーズに行くのに、反発する奴らがいればすんなり事は運ばなくなる。邪魔だ。だから大義を受け入れない者たちの存在を否定し、憎み、邪険に扱い、排除しようとする。

団体が信じている大義というものがよくわからずどうしようかと迷っている人たちは、その組織的大義の圧を感じる。真面目な人はその大義に背くことに罪悪感さえも感じるだろう。結果、罪悪感を少しでも和らげ排除されないために、大義を信じていなくても信じたふりをして協力者になる。気が乗らなくてもだ。面白くはない。大義に反発している人たちに対しては、我が身に火の粉が降りかからないように冷たくせざるを得ず、組織は分断されどんよりした空気に覆われる。

大義に逆らうものはその存在を否定され排除される。大義に疑問をもつ普通の人たちは、圧と罪悪感を感じ表面的には大義に従う。楽しい社会・組織ではない。大義を信じている人たちは身を捧げることでやりがいと生きる意味を感じるのかもしれない。しかしかつての日本や今のイスラエル・ロシア・北朝鮮あるいはトランプアメリカのように、とんでもなく誤ったことをしでかしてしまう可能性がある。大義というものは胡散臭いものなのだ。大義の下に一致団結することは危険なのだ。だから大義に平然と逆らったり、まじめに大義を考えることはなく適当に生きている人間は貴重な存在で、大事にすべきものなのだ。

シャクゲバ

シャクゲバ=尺八を吹くゲバラ。この世の中を生き抜くには、この姿が必要と思いこの名前にした。日々感じることなどつづっていく予定。

0コメント

  • 1000 / 1000