加計理事長が記者会見を行った。岡山での会見が2時間前にアナウンスされたそうで、東京からの記者たちは参加できなかったとのこと。いろいろとしがらみのあろう地元の記者が大勢だったわけだ。偏見で失礼だろうが、会見からは小賢しい虎の威を借る小物感はぬぐえなかった。腹心の友もそうであるから、類は類を呼ぶということだろう。
その腹心の友は言っていた。「真摯に丁寧に説明してまいります」それを尊重するならば、加計問題が明らかになった時点で東京で会見、あるいは国会で証言すべきだった。総理は「全く関係ない、獣医学部の話などしたことない」といっていたのだから、何もやましいことはなかろうに。わざわざ震災とワールドカップで報道がてんやわんやの時に岡山で短時間の会見では真摯とは言えない。
もっとも、総理は「丁寧、真摯、誠実」といった言葉を無意味に使っているだけだ。総理にとってこれらの言葉の意味はすでに簒奪(辺見庸)されており、はじめから「適当で不真面目で誠実さのかけらもない」答弁に終始していた。そんな総理の本心を忖度し、昨日まで雲隠れしていたのだろうな。
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