言い訳

このカテゴリーですでに2つの記事を書いた。導入だけでなく、そろそろ始めなきゃならない。かっこつけて力強く”自由万歳”と唱えているにもかかわらず、内向きでしかない現在の自分について、”そうなった理由と私自身の現状把握、反省を行い今後の活動指針設定を行う”というのが、このカテゴリーの目的だ。始めるといっておきながら、まずは言い訳を書いておく。

1999年から海外医療支援に、2002年から崩壊していく地域医療に関わり社会的責任を背負い込んだ。根はまじめな私は講演やら新聞雑誌などでの発言をし、その責任を果たそうとしてきた。しかし元々独りが好きで社会とは深くかかわらず、仙人にならないまでも世間の片隅で静かに生きていくことを許してくれたらそれでいい、という人間であった私には違和感があった。そんな違和感をもちながら発言をしても、変わらない世界の現状、変革できない情けない日本の政治などを目の当たりにし、徒労感と無力感が加わった。そんな時に、家族に問題が生じた。

すでに両親のことや兄貴のことをいくつか記事に挙げている。4年ほど前から両親の生活が立ち行かなくなり2年ほど前から昨年ホームに入所するまで、高速道路で1時間以上かけて週2回食材などを届けなければならなかった。加えて3年前の夏に兄貴が倒れ、それを契機に坂道を転げるかのように兄の生活能力は低下の一途で、結婚していない彼の身元引受人として病院やら不動産などに行かねばならなかった。このように彼らの世話に時間がとられ、徳島を長期離れることはできないため自分の活動(海外支援や政治的発言)を広げていくことは困難で、それを乗り越えてでも自由万歳の精神を具現化しようという気力は湧かなかった。というか、それを言い訳にしてちょっと一線から身を引かせてもらおうと思ったのだ。

これが一つの言い訳。写真は本日の福島県新地での夜空。雲が青と黄色に染まっていた。



シャクゲバ

シャクゲバ=尺八を吹くゲバラ。この世の中を生き抜くには、この姿が必要と思いこの名前にした。日々感じることなどつづっていく予定。

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