さて、オリンピックが終了した。開催に反対であったのだが、やっていれば見てしまう。卓球やソフトボールはおもしろかった。柔道はお家芸だからメダルを一杯とって当然というプレッシャーに打ち克ててよかった。バドミントンや水泳あるいは400mリレーは残念であった。印象に残ったのはマラソンのキプチョゲの強さだ。彼は超人だな。ボルトと同様の偉業達成だ。そんな中、予想通り日本のコロナ禍は悪化の一途だ。東京都・沖縄ではアンコントロールとなっている。次第にそれが地方にも波及するのだろう。その状況の中でもパラリンピックはするのだろうか?オリンピック開催がコロナ爆発の原因ではないと言い切っているから、中止する意思はなさそうだ。というより、積極的に強い意志をもって行動を起こすことができないのだろう。菅さんや五輪大臣のうつろな眼は、思考停止に陥っている人のそれだ。どうなったっていいや、と言うセルフネグレクトの状態。
8月1日と11日のデータを比べてみる。10日間で全国では感染者は134,135人増え、死者数は617名増えた。東京都では37,955人増え死者は26人増えた。8月1日までの死亡率で見ると、全国では1.4%であったのが8月以降では0.45%になり、東京都では0.90%だったのが0.069%に低下している。もちろんこれらは正確な値ではないが、傾向をみるには十分だ。ワクチンの効果で高齢者の発症・重症化が抑制されているから死亡率は低下するだろう。しかし、感染患者の絶対数が増え在宅療養が基本となるとこれから死亡率は再び上昇する可能性はある。すでに今月、東京で3人ほど在宅療養中の若い方が死んだと聞く。すべてがオリンピックのせいではなかろうが、オリンピックを中止しておれば・・・。思考停止に陥らず最善の策は何か?真摯に考え行動してもらいたい。自身がどうなってよくても、それに国民を巻き込まないで欲しい。
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