安全安心。危険で不安

"本質"と言うことに関して述べると書いたが、それはいずれ少しづつ書くとして・・・。政府は、コロナ感染患者は自宅療養を原則とし、入院は重症患者を対象とすることにしたらしい。医療の専門部会や党に相談することなく官邸で勝手に決めたことだったようで、自民党からも批判され、菅ちゃんはいろいろ言い訳をしている。入院制限をする目的は、詭弁ばかりの厚労大臣はいろいろ仰っているが、数字の上で病床使用率を下げて医療崩壊の判定を避けるためだろう。数字の上で医療崩壊は避けられても、在宅死する若者が少なからずでるだろう。すでに今月に入り数名いたと報道されていた。国民の命を守る施策ではない。国民の命を危険にさらし国民に不安を与えるだけだ。安全安心なオリンピックをしている国にしてはお粗末な施策だ。

実際にコロナ患者を治療していないのだが、30年あまり内科医をしてきた経験から言えば、人工呼吸管理やECMO管理下になった患者を完全に回復さすのは難しい。医療資源を集中しなければクリアできない。たとえ救命できたとしても後遺症なく社会復帰できるまで回復するのは稀であろうし長期間を要する。一方で中等症の患者を重症化させず回復さすのは、臨床経験豊かな医者がいればさほど難しいことではない。だから、中等症の患者こそしっかり診るべきであり、それを自宅療養させてしまうことは、みすみす効果的治療の機会を奪うことである。

昨日の会見などで、首相は「(関東圏は)感染爆発の状態」と認め、田村大臣は「今は有事ですから」と言っていた。そんな中でもオリンピックは続く。写真はスケボーでメダルをとった若者たち。後で述べるつもりだがオリンピックの本質を感じさせるいい風景だ。こういう批判的な記事に使用して申し訳ない。

シャクゲバ

シャクゲバ=尺八を吹くゲバラ。この世の中を生き抜くには、この姿が必要と思いこの名前にした。日々感じることなどつづっていく予定。

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