もうすっかり忘れていた。このカテゴリーですでに3編を書いている。6年ほど前に自由萬歳だとか威勢のいいことを言いながら、その後何ら具体的行動は伴っていない。3年ほど前勝手に地方創生などといったが言ってるだけで何ら行動をしていない。地方創生にいたっては、徳島県の地方創生アワードに来年から動きますなどと嘘までついて応募した。言葉だけの人間だ。
そうなった理由を述べ、現状把握をして、今後の行動指針を立てようというのがこのカテゴリーの目的だ。内向きでしかなくなった理由の一つとして、伴侶を得たり家族の介護などで時間的余裕がなくなったことは述べた。もう一つの理由について。
疲れた、というのがある。無力感だ。これは自由萬歳や勝手に地方創生でも述べている。1999年以降、海外での経験や地域医療の現場の携わった後、社会的責任を感じていろいろ思考し、求められればそれなりに講演や取材を受けた。しかし何も変わらない。パレスチナやイラクは変わりなく荒れている。地域医療も回復するどころかますます悪くなっているように感じる。日本の政治は民主主義から乖離し、官僚のふがいなさから機能不全に陥りつつあり、世界は相も変わらずリバタリアンやファシズムが圧倒し、現世利益を離れよりよい未来を目指す力強い勢力は見当たらない。もう現世に見切りをつけてしまった。未来への責任などうっちゃって「座して穏やかに死を迎えたい」という思いが強くなった。ゆえに内向き志向になったのだが、今もって「いや、それではダメなんだ」という思いも残っており、その狭間で揺らいでいるのが今の私である。
だから、揺らぎのなかでの惰性的な活動として、イラクの医療支援は中途半端ながら続いている。本日イラクに到着。疲れてホテルでウダウダ寝ている。写真はドーハの空港内の無人電車。初めてのった。
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