トランプ大統領の関税政策により世界が混乱している。アメリカが赤字になる貿易は許さない。”俺んところでてめえらの物を売りたいならちゃんとミカジメ料払えよ”、といったとこだろうか?経済に疎い私だから、間違った認識のように思うがいいだろう。”血を見るぞ!”とか”壊滅的な状況になるぞ!”といったやくざな指導者だからいい。グローバル企業のトップであるイーロン・マスクは反対しているだろうが、私はというと保護主義的措置にさほどに反対ではない。大量生産大量消費に拍車をかけ、環境悪化の一因であるグローバル資本主義を少しでも抑制するには保護貿易も必要だと私は思っている。だが、”俺たちが赤字になるのは許さない”といって、他国の事情など顧みることなく最貧国のレソトにも50%の関税をかけるというのはどんなものだろう?自己中で下品すぎる。その下品な指導者に、我が国の指導者は「うちは違いますよ。うちだけはご勘弁くださいね」と媚を売ってすり寄ろうとしている。属国根性も甚だしい。
貿易だけではない。トランプ政権はWHOなど国際機関から離脱し、アメリカ国際開発庁への資金拠出は渋っている。これは利益を追求するイーロン・マスク氏が主導した政府効率化省(DOGE)が提言したのだろう。海外支援にお金を出してもおいしくはない。飢餓や貧困に資金を出しても見返りは期待できない。アメリカの武器をどんどん買ってくれたり、支援する代わりにレアアースなどの希少金属を安く譲ってもらわねば取引は成立しないとの決定だろう。おかげで国際機関の支援は滞り、アメリカの海外支援団体の活動は停止している。その犠牲者は如何程になるのだろうか? ドジを踏んでいると思う。
トランプはGrate America again!と言っていた。その偉大なるアメリカというのは、どうやって作られたんだ?CIAによる政治的工作や時には軍事力も行使して、海外の富をアメリカに誘導し続けた結果作り上げられたものだろう。海外に富をむしり取られていると主張するトランプの厚顔無恥さと、グローバル企業のトップであるイーロン・マスクの無慈悲な強欲さにはあきれ返る。中国が報復関税を発動し、株価は全面安となった。今度の月曜日、ブラックマンデー以来の大混乱になるかもしれない。
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