昨年末、2歳半の姪とジグソーパズルをした。ジグソーはピース一つ一つの形と模様を確認し、それを正しいところに正しい向きに組合せて、正解である絵を完成させる。ジグソーに限らずパズル一般やブロック遊びは、子供の頃に慣れ親しんだほうがよい。ピースが野菜や肉・調味料であれば、できあがりは美味しい料理だ。組み合わせるピースが数字や数式・公式であれば完成されるものは数学的真理で、言葉であれば文章になる。使う言葉が哲学的なものであれば哲学であり、情緒的な言葉を組み合わせると小説になり、風景描写で韻を踏めば俳句となる。またピースが楽器や音符であれば音楽になり、使用する楽器やリズムによりクラッシックであったりロック・ジャズになる。ピース一つ一つをきちんと見極め、それを組み合わせると何ができるかおぼろに全体像をイメージし、新たなものを作り出す作業の練習になる。だからパズルに興味を持ち達成感を感じることは、創造性を醸成させるのに重要だ。
ジグソーパズルを作った姪は楽しんだようで、「またしようね」と言ってくれた。うれしい限り。彼女は将来どんなピースに興味を持ち何を作るのだろうか。
0コメント