自民党の中でもリベラルで人の声を聞くのが得意と言っていた岸田さんになり、少しは合理的権威に変化できるかと期待していたが駄目だ。専守防衛を放棄し敵基地攻撃能力保持を目指し、防衛費の増額とそのための増税をすると閣議決定をした。憲法に背いていると判断されかねない施策が、民意を問うたり国会にさえ諮問されることなく決定された。先日アソウさんは早速その決定を補佐するかのごとく、敵の脅威に対する恐怖心をあおる発言をした。その決定に服従することが正しい日本国民だと言いたいのだろう。彼は国民を家来としかみれない人だ。増額される防衛費は、高額なミサイルなどをアメリカ様の言い値で買う事に費やされる。アメリカの軍需産業に貢ぐだけのことだ。岸田さんはわざわざアメリカに出向き、バイデンさんと会談した。献上金の約束を報告し褒められに行ったわけだ。
日本はすでに豊かではない。日本に夢を描いて来日していた技能研修生たちは、その奴隷制ともいうべき実態に失望していることだろう。円安が進み日本で働くうま味はなくなった。この奴隷制を利用して日本で働く意義はほとんどない。いずれ崩壊するだろう。少子化社会で働き手はいなくなり、高度成長期に増大したインフラは老朽化していきその修復・維持もままならなくなっている。いずれ首都直下型や東南海地震などの天災が、日本の国力に致命的打撃を与えよう。どこをどう考えても防衛費にそんなにつぎ込む余裕はないはずだ。防衛費は増額せずむしろ減額し、浮いたお金を日本の貧困や働き手不足問題につぎ込み、海外に向けては真に途上国の支援となる方策や気候変動対策に投資すべきである。そんな政府であるなら合理的権威とみなすことができ自律的服従もするのだが・・・・。
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