講演のテーマを「不条理な世界での生き方」に変えたことは述べた。それに伴い、講演の扉のスライドの次に下記スライドを差し込んだ。
はじめの2項はネットで出ているもので、道理に合わないという一般的な意味と、実存主義文学でいわれる哲学的な不条理がある。それに加え「社会的不条理」という定義を加えた。いわれのない差別がそれであり、社会から排除され自身の存在意義を社会から否定された状態である。これに加え、講演で明確に述べさせていただいたことがある。社会の側でトップに立つ王様。しかしその多くは、能力も人徳もないのにのうのうと王様に居座っている方が多い。これも道理に合わないことだ。政治の世界によくみられる。私がかつて非難した県立病院の管理者もそうであった。そして、喘息・養護学校の項で述べているように、私自身もその一員であるに違いない。
このスライドの後「我が人生」をお見せし養護学校・岡山時代での経験を述べ、死をみるために医者になったが仕事として死に接することで、ドライに死を捉えざるを得なくなったため、狭い白い巨塔の世界を飛び出し世界の現実をみるために海外医療支援の場に飛び出したことを説明した。
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